葉酸と排卵日には関係がある?葉酸サプリができること

女性の健康管理にとって、毎月訪れる排卵日と生理は1つのバロメーターになります。妊活のためにはもちろん、排卵日と生理の周期は女性の生命維持ともいえる女性ホルモンのバランスにも大きく関係していきます。しかし排卵日が安定せず生理不順になってしまうとあらゆる心身の不調を感じやすくなります。

そのためには葉酸の積極摂取が勧められていますが一体なぜでしょうか。その真相を探ってみました。

健康維持のためには排卵日の安定化が必要

排卵日が近づくと心と身体に多少の影響を感じる、そのように実感する女性は少なくありません。その理由は女性ホルモンのバランスが変わるからです。女性ホルモンには主にエストロゲンとプロゲステロンという2種類の物質が月経周期をコントロールしています。

生理が終わり次の排卵日が来るまでのおよそ2週間あまりはエストロゲンの分泌量が多くなり、排卵日を過ぎてまた次の生理が来るまでの約2週間はプロゲステロンが増え始めます。この周期を繰り返しながら生命維持されています。

2つのホルモンはいずれも女性にとって重要な働きを示し、どちらが過剰になっても不足してもいけません。ところが排卵日が大幅にずれてしまうとこのバランスが崩れ、様々な不調を訴えるようになります。排卵日が遅れるとエストロゲンが過剰になってしまい、乳がんや子宮筋腫といった女性特有の病気に影響があると考えられています。

反対に排卵日から次の生理までの期間が長くなるとプロゲステロンが増え、月経前症候群、いわゆるPMSの期間が伸びてしまいストレスや抑うつ症状といった不快症状が続いてしまいます。排卵日が一定の周期であるのはホルモンバランスを整えるためには不可欠、つまり健康維持のために必要だと言えます。

ホルモンバランスを整えるために葉酸が必要な理由

排卵日をなるべく一定にしホルモンバランスを整えるためには、葉酸を積極的に摂ることが勧められています。

その理由は、葉酸が女性ホルモンに大きな好影響を与える効果が期待されているからです。葉酸は水に溶ける水溶性ビタミンの一種で、別名送血ビタミンとも言われています。その名の通り、血液中の赤血球を造り出し貧血を予防する、鉄分とビタミンB12と並ぶ血液維持のための重要なサポート成分の1つです。

またDNAを合成して細胞分裂を促す作用があることから、妊娠初期の胎児が育つためには欠かせない栄養素としても知られています。さらに、女性の健康維持に葉酸が必要とされるその他の理由には、排卵日を左右する女性ホルモンをバランスよく分泌させるためだとも言われています。

ホルモンは血液に乗って全身に届けられ、卵巣や子宮などといった各臓器の活動維持のために必要です。そのため血液の流れが滞ってしまうと十分な量が行き渡らず、臓器がうまく機能しなくなります。また届けられたホルモンをうまく取り込むためにも、卵巣や子宮の組織の細胞分裂が正常に行われていることが不可欠です。

つまりバランスのよいホルモン分泌のためには血流促進が前提、そのために造血ビタミン葉酸の働きが欠かせないということです。

葉酸を摂るにはサプリが一番?そのわけは

ところで、葉酸を摂ると言うとサプリを勧める意見がよく聞かれますが一体なぜでしょうか。実は葉酸は身近な食品にも豊富に含まれています。その代表的なものがほうれん草やモロヘイヤ、小松菜といった葉物の野菜ですが、その他にもブロッコリーや大豆、海藻類、イチゴ、煎茶、レバーなどにも含有量が多いです。

成人の1日推奨量は240ugとされ、その量は最も含有量が多いとされるほうれん草に換算すると100g程度、目安にすると茶碗1杯分に相当します。しかしこの量を毎日食べるのはよほどほうれん草が好きではない限り、大半の人には難しく感じてしまいます。

また、葉酸は水に溶けやすく熱に弱い性質があります。

そのためどんなに食物中の配合量が多くても、調理や保存の過程で成分が失われていくので、食品からだけでは継続して十分に食べることが非常に難しい栄養素の1つです。その点、サプリメントには小さな錠剤の中に葉酸の成分が凝縮され、1日に数粒飲むだけで推奨量を効率よく摂取できます。

これなら食事の補助感覚として手軽に続けられ、忙しい生活の中でも継続して摂っていけます。

サプリに頼りすぎるのはNG!過剰摂取がもたらす副作用とは

葉酸の効率的な摂取のためにはサプリメントが最適とは言いましたが、それだけに依存するのはやはり良くありません。その理由は、サプリには過剰摂取による副作用やアレルギーのような異常が現れることがあるからです。

葉酸サプリの副作用についてはこれまでに不眠やじんましん、食欲不振やむくみなどの症状が、ごくわずかながらも報告がありました。通常の摂取量を守っている分には問題ありませんが、サプリの怖いところは手軽なゆえに無意識に摂りすぎてしまうリスクがある点です。

このような危険な過剰摂取を防ぐためにはやはり食品で摂ることを主にし、不足している分だけを補うことを意識しましょう。各種の食品には葉酸の他にもたくさんの栄養成分が含まれています。たとえばほうれん草1つをとってみてもビタミン類や鉄分などのミネラルも豊富で、葉酸を吸収するサポート成分も入っています。

つまり多くの品目の食品を摂っていれば、結果的に多種多様な栄養素を摂取していることにもなるので、サプリメントはあくまで補助的であると心得ましょう。

食事とサプリの他にも排卵日安定に気をつけることとは

葉酸が豊富なバランスよい食生活とサプリで十分な量を摂取することの他にも、さらに日常的な健康維持にも気を配ることで定期的に排卵日が来るような体質作りが必要です。どんなに体に良いものを食べていても、それを吸収する土台となる体内の環境が整っていなければ、栄養効率は上がりません。

そのために必要なのは規則正しく十分な睡眠、ストレスのコントロール、適度な運動といった日常生活面での行動にも十分気を付けましょう。睡眠不足や過度のストレスがあると自律神経が緊張状態を示す交感神経優位になります。

そうなると血管が収縮した状態が続き、血流にも影響が出てしまいます。また適度な運動をしていくことは全身の血液の流れが改善され、ストレスの解消にもつながってさらに睡眠の質も向上します。排卵日を安定させることは女性ホルモンのバランスを整え、トータルな意味での女性の健康維持になっていきます。

葉酸サプリの力を借りて生理が順調に来るようになれば、健康的でスッキリした毎日が送れますね。

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